お肌のかさつきやツッパリ感が気になる方は
お肌が乾燥しているからかもしれません。
保湿もしっかりしているのだけど
お風呂や洗顔の後につっぱる感じがあるなら
それは肌が乾燥しているサインです。
この時期は空気も乾燥しているので
お肌の乾燥を感じたりしますが、
この栄養素が不足しているのかもしれません。
必須脂肪酸とは?

脂肪酸には体内で合成できる脂肪酸と
体内で合成できない脂肪酸があります。
食事で摂取しないといけない、体内で合成できない脂肪酸を
必須脂肪酸といいます。
肌の乾燥を防いでくれる栄養素が必須脂肪酸です。
必須脂肪酸には、オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸があります。
オメガ6脂肪酸には、リノール酸、γーリノレン酸、アラキドン酸。
オメガ3脂肪酸には、αーリノレン酸、EPA(エイコサペンタエン酸)、
DHA(ドコサヘキサエン酸)などがあります。
体内で合成できない脂肪酸なので
食事で摂取する必要があります。
多価不飽和脂肪酸 | 多く含まれている食品 | |
オメガ6脂肪酸 | リノール酸、γーリノレン酸、アラキドン酸 | 大豆油・コーン油・ごま油・紅花油・ひまわり油・くるみ |
オメガ3脂肪酸 | αーリノレン酸 EPA(エイコサペンタエン酸)、 DHA(ドコサヘキサエン酸) | 亜麻仁油・えごま油 肝油、ニシン、サバ、サケ、 イワシ、タラ |
α-リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸は体内で合成できないため、必須脂肪酸と呼ばれています。
不飽和脂肪酸 e-ヘルスネット
これらは動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなど、さまざまな作用を持っています。ただし、熱や光、空気で酸化しやすく、過酸化脂質になるので注意が必要です。高温で調理すると大気中の酸素と反応し過酸化脂質となるので、食物として摂る場合、揚げ物や炒め物よりドレッシングなどに向いています。
必須脂肪酸が欠乏するとどうなる?
肌の乾燥を防ぎたいなら、必須脂肪酸を食事から
摂取する必要があります。
それは、体内で合成できない成分だからです。
体内で合成できないと食事で摂取する必要が
ありますが、自身の食事で足りているのか
わかりませんね。
そこで、必須脂肪酸が欠乏するとどうなるのでしょうか?
- 皮膚の乾燥、脱毛など
- 脂肪肝
- 免疫不全、血栓形成、血小板減少
- (小児)成長障害、脳の発達障害
必須脂肪酸が欠乏すると、皮膚の乾燥をはじめ
脱毛や脂肪肝、免疫不全、血栓形成、血小板減少
(小児)成長障害、脳の発達障害といった
症状を引き起こします。
必須脂肪酸の1日の必要摂取量
必須脂肪酸が欠乏するとどうなるのか?みてきましたが
1日に摂取しないといけない必要摂取量は
どれくらいなのでしょうか。
必須脂肪酸にはオメガ6脂肪酸及びオメガ3脂肪酸があります。
オメガ6脂肪酸(リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸)
は、成人で 7~11g/日 です。
オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸、イコサペンタエン酸、
ドコサヘキサエン酸(DHA))の必要量は、成人で1.8~2.4g/日です。
ω-6 系脂肪酸 | リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸 | 成人で 7~11g/日 |
ω-3 系脂肪酸 | α-リノレン酸、EPA(エイコサペンタエン酸)、 DHA(ドコサヘキサエン酸) | 成人で1.8~2.4g/日 |
オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の理想的な
摂取量は2:1と言われています。
このバランスが崩れると、
肌荒れやアレルギー、心臓病、高血圧
動脈硬化、うつや認知症などのリスクがあります。
乾燥するお肌に不足しているものは?のまとめ
しっかり保湿しているのに肌の乾燥が気になるかたは
必須脂肪酸が不足しているかもしれません。
必須脂肪酸は、肌の乾燥を防いでくれる栄養素です。
必須脂肪酸にはオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸があります。
体内で合成できない脂肪酸なので食事から摂取する必要があります。
必須脂肪酸が不足すると皮膚の乾燥をはじめ
脱毛や脂肪肝、免疫不全、血栓形成、血小板減少
(小児)成長障害、脳の発達障害といった
症状を引き起こします。
また、必須脂肪酸の理想的な摂取量は
オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸が
2:1となっています。
このバランスが崩れると体への様々な
悪影響があります。
現代はオメガ6脂肪酸を多く取り過ぎて理想的な
バランスが崩れています。
オメガ3脂肪酸は亜麻仁油・えごま油
肝油、ニシン、サバ、サケ、
イワシ、タラに含まれるので
積極的に摂りたい食品です。
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