最近、おからがダイエットに効果があると注目されています。
おからクッキーなんかはダイエット食として定番なのでよく見かけますが、おからドーナツやおから入りのハンバーグとかの他にもおからメニューはたくさんありますね。
スーパーの食品売り場でも豆腐の近くにおいてあり、購入しやすく毎日の食事でも取り入れやすい食品です。
この身近な食品である、おからがダイエットや美肌など、女性に嬉しい効果をもたらすのでしょうか。

おからにはどんな栄養が含まれ、どのような美肌効果があるのか詳しく紹介していきます。
Contents
ダイエットで人気急上昇中のおからって?
今、おからダイエットというダイエット方法が注目を集めていますね。
提案者は、ダイエットメソッドがTVで人気の工藤孝文医師です。
「得する人損する人」で楽痩せダイエットとして
おからパウダーが特集されると、食品棚からおからパウダーが無くなるというおからパウダー不足が続いていました。


- 体内の痩せホルモン「アディポネクチン」の分泌が増加する。
- 痩せホルモンが増えることにより運動と同様の脂肪燃焼効果が期待できる
痩せホルモンの分泌が増えるからおからダイエットは痩せるんですね。
推奨している工藤孝文医師が痩せホルモンの分泌を効果的にするには、
コーヒーにおからパウダーを溶かして飲むのが効果的だそうです。
実はコーヒーにもアディポネクチンの効果を高める働きがあると言われているのでおからパウダーダイエット中にはおすすめ!!
おからは豆腐を作る時に豆乳を絞った後に残るものです。
搾りかすと言ったら栄養なんてないように聞こえますが、豆腐の材料は栄養豊富な大豆です。
大豆といったら「畑の肉」と言われるほど良質なタンパク質が含まれています。
そして、おからには大豆の栄養と皮や胚芽の食物繊維がたっぷりと残されています。
おからには生おから、乾燥おから、おからパウダーの3種類があります。
楽痩せダイエット特集などでテレビで紹介されてから売り切れ続出したのが
おからパウダーです。
おからの栄養・大豆製品で比較
大豆には「畑の肉」と言われるほど、同量の肉と同じたんぱく質が含まれています。
豆腐製造のときの豆乳をしぼったかすで、ウツギの花に似ているところから卯(う)の花ともいわれます。
しぼったかすだと言われると、栄養もなさそうな感じなのですが
これが低カロリーだけど栄養豊富、食物繊維を多く含んだ優れた食材なんです。
- 食物繊維
- たんぱく質
- 炭水化物
- カルシウム
- カリウム
- ビタミン類
おからには上記のような栄養素が含まれています。
大豆が栄養豊富なのは知っていますが、大豆から作られた大豆製品である
生おからとおから、豆乳、きな粉の栄養価はどうなっているのでしょうか?
これら100gあたり、4つの食品の栄養をそれぞれ比較してみました。
生おから | おからパウダー | 豆乳 | きな粉 | |
---|---|---|---|---|
カロリー | 111kcal | 350kcal | 46kcal | 437kcal |
食物繊維 | 11.5g | 46.5g | 0.2g | 16.9g |
タンパク質 | 6.1g | 23.8g | 3.6g | 35.5g |
脂質 | 3.6g | 15.6g | 2.0g | 23.4g |
炭水化物 | 13.8g | 5.9g | 3.1g | 31g |
カルシウム | 81mg | 240mg | 15mg | 250mg |
カリウム | 350mg | 1200mg | 190mg | 1900mg |
おからは大豆を茹でてすりつぶし、豆乳を漉して搾り残った繊維質を多く含んだ部分です。
生おからとおからパウダーの違いは、水分です。
パウダーは乾燥している分栄養が凝縮されています。
黄な粉は大豆を炒って皮をのぞき、身の部分を粉にひいたものです。
原材料は同じ大豆でも含まれる部分が違うので栄養価も違います。
表を見ておからパウダー結構カロリーあるのね。と思いませんでしたか。
おからパウダーはおからを感想しているのでギュッと栄養が濃縮されています。
100g中の栄養なので多く感じますが、1日大さじ1杯、10gで1日分の食物繊維が摂れるので大さじ1杯摂ると35kcalとなります。
豆乳を半パック飲むよりも低カロリーですね。
大豆たんぱくが豆乳の約6倍
食物繊維がごぼうの8.8倍
食物繊維が豊富に含まれる食品と含有量を比較してみると、
食物繊維が多い食品というと最初に思いつくごぼうの8.8倍もの食物繊維が含まれています。
そして、キャベツの22倍、レタスの48倍も含まれています。
食物繊維を摂ることによって便秘の解消にもつながります。
大豆の食物繊維は水に溶けない非水溶性なので腸のぜんどう運動を促進し、
腸内に残っているものも掃除してくれます。
これらの栄養素に加えて女性が摂りたい3つの栄養が含まれています。
女性が摂りたい3つの栄養と効果・効能
食物繊維や良質なタンパク質を含み低カロリーなことから
おからが最強のダイエットフードだと人気になっています。
おからには女性が摂りたい3つの栄養素が含まれています。
健康にもよいですが、若々しい美肌のためによい栄養素を見ていきましょう。

大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは大豆に含まれているポリフェノールの一種です。
胚芽部分に多く含まれているので豆腐や豆乳で摂るよりも
おからパウダーで摂る方がおすすめです。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きがあり、
美肌効果や若々しさを手助けする栄養素です。
肌の弾力を保つコラーゲンの合成や潤いを保つヒアルロン酸の生成を促して
お肌を健やかに保つ働きがあります。
更年期障害や乳ガンのリスク低下、骨粗しょう症、前立腺がんの予防、高血圧、コレステロールの抑制などに効果があるとされています。
大豆レシチン
大豆レシチンはリン酸にビタミンB群のひとつであるコリンが結合してできたリン脂質の一種です。
人間の身体では、細胞膜、脳、神経組織の構成成分として重要な成分です。
脂肪代謝や脳の活性化に働きます。
レシチンの乳化作用によって血液中のコレステロールが減少するため、血流が良くなり、酸素や栄養素が全身に行き渡ります。
また、レシチンの乳化作用は脂溶性ビタミンである、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの吸収も助けてくれます。
そのため肌に必要な栄養素が行き届き美しい肌が維持できます。
アルツハイマー型認知症を予防、動脈硬化の予防、肝臓の機能を高める、脂質の代謝を活発にする、肝臓の脂質合成を抑制することが知られています。
大豆サポニン
大豆サポニンには強い抗酸化作用があるため、活性酸素を除去し、脂肪の酸化を防いでくれます。
老化防止や生活習慣防予防のために摂りたい成分です。
強い抗酸化作用をもち、体内で過酸化脂質の増加を抑制して代謝させる働きをもつほか、肥満防止、肝機能の障害の改善、高脂血症予防、高血圧・動脈硬化症の改善、がんの予防、免疫力をアップするなどの効果があるとされています。
大豆以外には高麗人参にもサポニンが含まれています。
おからの美肌効果と女性にうれしい効果とは?
おからには良質なタンパク質や豊富な食物繊維が含まれ、健康効果や美肌効果など女性にはうれしい効果がたくさんあります。

美肌・エイジングケア効果
イソフラボンの働きで肌の弾力を保つコラーゲンの合成や潤いを保つ
ヒアルロン酸の生成を促してお肌を健やかに保つ働きがあります。
おからにはビタミンEが豊富に含まれているため抗酸化作用により、
エイジングケア効果や美肌効果が期待できます。
バストアップ効果
おからにはバストアップも期待できると言われています。
おからの原料である大豆の植物性タンパク質はバストを支えるための
大胸筋を作るのに欠かせない成分なんです。
そして、大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと働きが似ているため、女性ホルモンと同じ働きが期待できるのです。
結果、バストアップも期待でき、更年期の辛い症状を和らげてくれるとされています。
便秘解消効果
おからの約半分は水に溶けない非水溶性の食物繊維です。
食物繊維を多く含むごぼうの8.8倍、キャベツの22倍、レタスの48倍も含まれています。
非水溶性の食物繊維は腸のぜんどう運動を促進し、
腸内に残っているものも掃除してくれます。
おからパウダーだと1日10g、スプーン大さじ1杯で不足している分を補うことができます。
「肌の美しさ」は「腸の美しさ」で決まるというぐらい、腸の健康は重要です。
腸の健康が美肌を左右する

おからパウダーはダイエットでとても注目を集めていますが、
ダイエットだけではなく美肌にエイジングケアにもよいのです。
おからパウダーを摂ることによって潤いを保つコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促しお肌を健やかに保つことが期待できます。
そして、非水溶性の食物繊維で腸内をきれいに掃除することによって
大腸ガンの予防にもつながります。
おからパウダーには、水で戻すとおからになるものから、おからよりも粉が細かいもの、飲み物に混ぜてもざらざら感がないとてもきめ細かいものがあります。